キャンプで寝る際のポイントと注意点

キャンプで寝る際のポイントと注意点

テントの中で寝るのは、家やホテルで寝るのと違いドキドキ・ワクワクしますよね。自然の中で寝る、動物がいるかもしれない場所で寝る、寝袋を使って寝るなど、非日常的な体験になります。
しかし、経験したことがない人にとっては心配だと感じる割合が多いかもしれません。ここでは、キャンプで初めて就寝する人でも安心できるように、大事なポイントと注意点をご紹介します。

寝る前にすべきこと

— 寝袋は下限温度を確認して使う

寝袋には、それぞれ下限温度というものを明記しています。これは、寝袋の中で8時間睡眠できる限界の温度を示し、その数値より低い気温の場合は、寒さで寝られなく可能性がある大事な指標です。
特に、冬キャンプは最低気温がマイナスを下回ることがあり、3シーズン用寝袋を使うと危険が伴います。寝袋によって下限温度は異なるため、事前にキャンプをする日の最低気温を確認し、それに合った道具を使いましょう。

— 寝袋を広げておく

寝袋は、収納した状態から取り出し、広げて元の大きさに戻るまで、ある程度の時間が必要です。元の状態に復元しておかないと、中綿に空気が入らず、保温性がほぼない状態で寝ることになります。寒い環境には致命的です。
テントを設営し終えたらすぐに寝袋を広げておくのが理想ですが、もし忘れても寝る前の1時間前までには寝袋を広げておきましょう。

— ペグ、張り綱の状態を確認する

テントの中で就寝する際、寝づらい環境のひとつが音。夜になると風が強くなりやすく、日中はそこまで音が気にならなかったとしても、夜になるとテントの生地が風に当たってパタパタと鳴ることが多々あります。
そのため、寝る前にペグがしっかり地面に打たれているか、張り綱がピンと張っているかなど、テントの周辺を見回して確認しましょう。

— 寒い場合はホッカイロや湯たんぽを入れておく

冬場によく使われるホッカイロや湯たんぽ。これはキャンプでも大活躍します。寝る前に事前に中に仕込んでおくと、中綿に熱がたまりとても暖かくして過ごせます。
仕込んでおく場所としては、首回り、腰もしくはウエスト回り、足先がおすすめ。太いもしくは多くの血管がある場所が温まると身体全員に熱が行き渡りますし、心臓から遠い足先は熱が送られにくいからです。寒くて寝られないかもしれないと感じたら、事前に保温道具を仕込んでおきましょう。

寝る際の注意点

— アウターは脱いで寝袋に入る

窮屈な状態だと、寝袋の中で寝返りが打ちにくく、背中が痛くなる可能性があります。また、寝袋内が暑くなりアウターを脱ぎたくなっても、ファスナーを開けて起き上がり、脱いでまた元の状態に戻す必要があり面倒です。
もし寒さが心配な場合は、アウターを脱ぎ、寝袋の上にかぶせるようにしましょう。もしくは、アウターに限らずブランケットなど保温性のあるものをかける方法もおすすめです。

— 暖房小道具はそれぞれ使い方に注意

ホッカイロや湯たんぽは、地肌につけたり長時間使用し続けたりすると、低温やけどを負う可能性があります。ホッカイロは服の上から貼ったり、湯たんぽはある程度暖まったら外したりなど、道具ごとに使い方が異なるため、それぞれ使用上の注意をよく読んでから使いましょう。

— 石油ストーブや薪ストーブは危険が伴う

石油ストーブと薪ストーブは、冬キャンプでよく使用する暖房器具です。暖房性能に優れ、テント内の隅々まで暖かい空気が行き渡ります。しかし、換気しないと一酸化炭素中毒になる可能性があり、空気が乾燥しやすく火災につながることがあり得ます。
便利ではある一方で、気をつけなければならない点が多い道具です。寝る前には消して、中毒や火災にならないように十分配慮して使いましょう。
睡眠は、長距離運転やサイトの設営など、キャンプでも疲れを回復させる大事な要素です。そのため、いかに寒さ対策をして快眠するかが鍵を握ります。寝袋や周りの環境などに注意して、快適な状況で寝るように心がけましょう。

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